根管治療
根管治療
虫歯になると歯のエナメル質や象牙質が、虫歯菌から放出される酸によって溶かされ、進行すると歯の中心部にある歯髄(しずい)にまで到達し、激しい痛みを伴うようになります。歯髄は血管を含む歯の神経で、歯根に通る管状の空洞(根管)を満たし、歯の知覚と栄養供給を司っています。根管治療は、虫歯菌に感染した歯髄や細菌の固まりなどの汚れをきれいに取り除き、痛み・症状を抑えて歯の寿命を伸ばす治療です。強い痛みを伴う虫歯や抜歯を勧められてしまうような重い虫歯でも、きちんと根管治療が行われれば、ご自身の歯を残したまま歯の機能を取り戻すことができます。
根管はとても細く複雑な構造をしているため、その治療は歯科治療の中で頻度が多いものの、繊細で難易度の高い治療の一つとされています。当院では、充実した設備と専門的な技術をもって天然の歯を残すための根管治療に力を入れています。虫歯が重度にまで進行し、「抜歯しかない」と言われた方も、ぜひ一度ご相談ください。
当院の特徴として自費診療で行う、精密根管治療があります。
根管治療において保険治療では少ない自己負担で治療できる反面、再発する可能性が高いのも事実です。左の表は、根管治療後のレントゲンで歯根に病巣があったものの割合です。(再発率)
保険治療では再発率が40〜70%、つまり成功する確率が30〜60%と非常に低くなっています。
当院の特徴の一つに根管治療がございます。根管治療は、マイクロスコープが最も必要とされる治療のひとつです。歯の中にある根管は、非常に複雑な形態をしているにもかかわらず、従来は手探りで治療を行っていました。しかし、マイクロスコープを使用することで、歯の内部を拡大視できる為、直接根管内を見ながら正確に治療が行うことが可能となります。